マカのチカラ

歴史から知る「マカ」のチカラ

およそ3000年前から活用されていると考えられている「マカ」。
当時の人々は、どのようにしてマカのチカラを実感していたのでしょうか?
現代において、絶大な人気を誇っているマカについて、歴史からそのチカラを紐解いて行きましょう。

インカ帝国で珍重された薬「マカ」

現代において、「滋養強壮」「肉体疲労回復」といったものは、マカの代表的な効果・効能として知られています。
その事実は、古代インカ帝国の時代にすでに理解されていたことをご存知でしょうか。
しかもその知識は、当時の薬として活用されているほど高度なものだったと考えられています。

血で血を洗う戦いが繰り広げられていたインカ帝国の時代。
戦士たちの傷を癒やすための薬として、マカが利用されていました。
肉食よりは菜食だったインカ帝国の人々は、薬草の知識に長けており、スープやお茶等の飲料として服用したり、すり潰したものを塗り薬として利用したりと幅広い加工技術を確立していたようです。
主には飲料や食品等で「内服薬」として利用していたようで、戦士の傷を内側から癒やし、病気になった病人の体力を回復したと文献に記載があったと言われています。

戦闘民族「ケチュア族」の栄養源

「インカ帝国の戦士は最強の戦闘民族である」現地ではそのように恐れられていたと伝えられるほど、戦闘力に長けた民族だったとの事。
インカ帝国は現在のチリ、アルゼンチン、コロンビアなど南米の広範囲を侵略し統治していました。
その戦闘力が、「マカ」によって培われたとも伝えられています。

マカの効果・効能はすでに当時の人々の間にも知れ渡っており、滋養強壮や肉体疲労回復などが期待されていました。
しかし、厳しいアンデスの気候では、沢山のマカを手に入れることは難しく、栽培していたとしても多くを収穫することは難しいのが現状です。
よって、マカを食事に取り入れられたのは権力者ばかりだったそうです。

そんな貴重なマカですが、例外として高い戦果を残した戦士への報酬としてマカが与えられ、さらなる戦果を期待されたとの事。
戦いの戦士達は、権力者以外から選出されていた為、多くの人々はマカを口にすることができませんでした。
そんな状況の中で、武勲を上げてマカを手に入れる事は栄誉であり、貴重なマカを口にできるチャンスだったわけです。

健康食品であり薬でもあったマカ

いかがでしたでしょうか。
ケチュア族の大切な文化であった「マカ」。
当時から健康食品であり薬でもあったと言うことは、ケチュア族はマカの効果・効能を知っているだけではなく、研究し活用していたと考えられます。
効果・効能が発揮されていた事実は、当時の人々の誰が見ても明白だったのでしょう。
だからこそ、薬や栄養源として研究がなされ、文献として後世に伝えられたと考える事ができるのです。

過去から現代まで数千年の時を超えて伝えられてきたマカ。
やはり、その効果・効能は本物だったと確信できるのではないでしょうか。

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